海賊版フィギュア・ガレージキットを買わない為に気を付けるポイント

NO_KAIZOKU
ヤフーオークションに代表されるネットオークションサイトは、
既に販売が終了したフィギュアやイベント会場で購入できなかったガレージキットだけでなく、
様々な物を手に入れる場所として定着しており、
今やオークションを利用した事が無い方のほうが少ないのではないかと思われるぐらい普及しています。
そんな中、個人でも手軽に、なおかつインターネットが使えれば場所を問わず出品できる為か
心無い人々によって海賊版フィギュア・ガレージキットが数多く出品されている現実があります。

海賊版である事を知りながら購入されている方は言語道断ですが、
意図せず、海賊版を購入されて悔しい思いをされた方もたくさんいらっしゃると思います。
(ネットで色々調べると、落札したフィギュアが海賊版かもしれない・・・、
 海賊版だったという話を見かけます)

で、今回はこれからフィギュアやガレージキットをオークションで購入するかもしれない方、
今、入札するか悩んでいる方向けに、海賊版を購入しないようにする為に気を付けるポイントをまとめておきたいと思います。

~海賊版フィギュア・ガレージキットの何がいけないのか?~
この点については、本来、対価を受けるべき人に対価が支払われない事が問題です。
市販フィギュアでいえばメーカーさんが、ガレージキットでいえばディーラーさん(原型師)に
お金が入ってこないという事になります。
(作品の版権元にもお金は入りません。頑張った人にお金が入りません。)
お金が入ってこないという事は、フィギュア・ガレージキットを生み出す行為を行う事が継続できなくなります。
※メーカーはビジネスですから、事業から撤退してしまいます(または倒産)。
※ディーラーさん(原型師)にも生活があるので、赤字続きでは活動を継続させる事は困難かと思います。
 どちらかというと創作活動は赤字になる事が多いと思いますので、
 それでもディーラー活動を続けられている方には頭が上がりません。
 時々、趣味の活動なのだから利益を求めるな!という意見を散見しますが、それはユーザー側の暴言だと思います。
そうなるとフィギュア・ガレージキットの創作活動は少なくなっていき、
結局はユーザーにとって好ましくない状況になります。
(ほしいキャラクターのフィギュアが販売されない等)

~海賊版フィギュア・ガレージキットの販売が、なぜ商売として成り立つのか?~
なぜ、わざわざ偽物である海賊版フィギュア・ガレージキットを販売するのかというと、
儲かるからという理由しかないと思います。

1つのフィギュア・ガレージキットを販売するにあたり、
正規品の場合、キャラクターものであれば版権元に払う版権料(ロイヤリティー)や、
原型製作にかかる人件費・材料など諸々のお金がかかりますが、
海賊版は既に出来上がっているものを複製して作りますので、原価を安く抑える事が出来ます。
その為、正規品より安い価格で販売しても利益が出やすくなっています。
(本来、対価を受けるべき人への支払をすっ飛ばしてますので。)

市販フィギュアであれば、正規品より安く販売する事ができる。
ガレージキットは少し特殊で安いという理由はもとより、イベント等で手に入らなかったレアキットを数多く(版権元の制限に関係なく)販売する事ができる。
消費者側から見れば、安い。レアな物が手に入る。というメリット?がある為、
海賊版の販売が成立しやすいと思われます。
(他にも完成品として販売する為の元キットとして購入されている場合もあると思いますが・・・)

ここまでの内容では、損をするのはメーカーさんやディーラーさんであり、
自分たち消費者には直接の不都合は無さそうですが、
海賊版フィギュアやガレージキットはあくまで市販品を複製した物であり、
正規品と比べて、品質は明らかに劣化しています。
(アナログな方法での複製はどうやっても物としてのクオリティは劣化していきます。
 詳細は、クルシマ製作所様の「これが海賊版キットだ!」を参照ください。)
あと、安く販売しても利益を出そうと考えた場合、
複製に使用する素材(主にレジン)も安さを重視するでしょうから、ろくなものにはならないと思います。
フィギュアの塗装に使う塗料もどのようなものが使われているかわかりません。
もしかしたら、有害物質が含まれているようなものもあるかもしれませんね。
勿論、自分に何かあったとしても、海賊版を購入した場合、サポート等の保証は誰からも受けられません。
製作代行業者様も海賊版キットは製作を引き受けてはくれないと思いますし、
自分で造るにも正規品よりパーティングラインやヒケの処理等に手間がかかると思います。

~海賊版フィギュア・ガレージキットを買わない為の5つのポイント~
前置きが長くなりましたが、
本題のオークションで海賊版フィギュア・ガレージキットを購入しない為に気を付けるポイントは以下の5点になります。

■発送元が海外、または発送方法が国際郵便EMSになっている。
フィギュアやガレージキット、またはガレージキット完成品の発送元が海外になっている商品は
高い確率で海賊品と思われます。
日本国内で販売されたものをわざわざ海外へ持っていって、日本国内に向けて販売する事は正規品ではまずありえないと思います。
フィギュアでは時々、海外限定品や海外生産品と説明に記述されている場合がありますが、
そのような場合も入札は避けたほうが良いと思います。

■説明文などに正規品の記述がない。
海賊版にも拘わらず、正規品として販売した場合は詐欺罪となります。
その為、正規品と記載されている場合は海賊版では無く、正規品の可能性が高いです。
(海賊版キットを販売しているような業者(人)は割に合わない事へのリスク管理は
 きっちりしている印象がありますので、迂闊に正規品とは言いません。)
もし、記載が無い場合、確認する事が可能であれば質問等で確認するほうがより安全です。

■版権証紙が無い。(特にガレージキット)
ガレージキットの場合、ほとんどのキットが当日版権システムで販売されている為、
正規品にはパッケージに版権証紙(シール)が貼られています。
版権証紙の有無が正規品かどうかを見分けるポイントになりますので、
商品の写真にパッケージが撮影されていて、さらに証紙があるか確認しましょう。
説明文にパッケージが付属品に含まれている旨が記載されている事がありますが、
証紙が無ければ意味が無いので、質問などで確認したほうが良いと思います。
あと、ガレージキット完成品でもパッケージ(証紙)付きのキットを落札したほうが安全です。
時々、「オークションで買った中古品だから」や「パッケージ(証紙)は紛失して無い」等の
回答をいただく事がありますが、
その場合は入札を控えたほうが良いかと思います。
版権証紙シール
(豚鍋の家さんのシャロとSakakiWorkShopsさんの加賀)

■過去の取引の評価を確認する
過去の取引の評価の中に、偽物を販売した事によるクレームがあった場合は
その人との取引は控えたほうが良いかも知れません。
(1件でもあれば、怪しい可能性があります。)
ヤフオク等では、評価で海賊版だった旨を連絡し、全額返品いただいている人もいるようですが、
クレームを伝えなければ、そのままだった事を考えると、
クレームを言ってきた人にだけ対応して、泣き寝入り(又は気付いていない)人には、
そのまま販売を続けている可能性があります。

■過去の取引でレアキットをいくつも取引している(特にガレージキット)
個人原型師さんが製作・販売されるガレージキットはコンテンツにもよりますが、
そこまでの数は市場に流通していないのが普通です。
特に艦これのように再販不可ルールのあるコンテンツのキットの販売数はごくわずかです。
そんな珍しいキットにも拘わらず、5個、10個と大量に出品している出品者がたまにいます。
一度にそんなにレアキットを購入する事は不可能と思われますので、
海賊版キットを量産している可能性が高いですので、取引は避けたほうが良いと思います。

その他にも、説明文の日本語がおかしかったり、
商品の写真がどこかのレビューサイトやメーカー、ディーラーさんからコピーしたものだったり、
怪しい場合がありますが、
上記5点に1つでも当てはまる商品・出品者の場合は、取引を控えたほうが良いと思います。

以上、今後、好きな作品が出てきて発売済みのフィギュアやガレージキットを
購入したくなった時にでも、海賊版フィギュア・ガレージキットの事を思い出して、
気を付けてもらえれば、幸いです。

あと、当サイトでもサイドメニューにバナーを表示していますが、
株式会社クルシマ製作所様の「海賊版キットは買わないで!」のほうにも
海賊版キットの見分け方のページがありますので、是非、目を通していただければと思います。

私自身ディーラー活動などは行っておらず、当サイトはただのレビューサイトなので、
「海賊版キットは買わないで!」の賛同を表明しても取り合ってもらえるか不安でしたが、
メールで連絡したところ、すぐに返信をいただき、該当ページにサイト名を追加していただけました。
もし、興味のある方がいらっしゃれば、クルシマ製作所様に気軽に連絡されてみては如何でしょうか?

2016年12月23日追記.
この記事に海賊版について調べている方からのアクセスが多い為、
2016年12月時点で私が思う点と、
各フィギュアメーカーでも艤装品(海賊版)の注意喚起の
WEBページが用意されてきましたのでそのページへのリンク等を追記したいと思います。

最近は、メーカーや流通業者、ネットショップを中心とした広告の普及により、
フィギュアに対する情報が収集しやすくなっている為か、
オークション等でも販売前のフィギュアやパッケージが正規品と異なるなど、
海賊版が比較的見分けやすくなってきているのではないかと思います。
また、海賊版フィギュア・ガレージキットは不自然に価格が安いという認識も広まり、
そのあたりを注意して、フィギュアを購入されている方も増えたのではないかと思います。

ただ、ここ半年、オークション等を見てきて感じているのは、
海賊版でも正規の値段、またはプレミア価格での販売が増えてきているように思われます。
※もしかしたら、明らかにおかしい商品を見つける事が出来ていないのかもしれませんが。

安ければいいという形では売れなくなってきて、
本当に本物と思わせて買わせようとしているのではないかと思います。
また海外から発送されるフィギュア・ガレージキットについては、
かなりの確率で偽造品である可能性が高いと思うのですが、
国内の住所を発送元にして、オークションに出品しているアカウントも多数見受けられました。
(これについては、一旦、大量に海賊版を輸入して、売りさばいているのではないかと思います。)

最近では、さらにリペイント改造したフィギュアを販売するアカウントも増えてきており、
純粋に模型趣味が高じて、正規品を改造しているのか?
はたまた海賊版フィギュア・ガレージキットを改造しているのか、
見分ける事はほぼ、不可能なものが沢山出品されています。
このあたりについては、グレーゾーンな為、何とも言えませんが、
基本は箱など付属品の有無(市販フィギュアであれば版権シールが付いているものもありますので)、
ガレージキットであれば版権証紙シールの有無の確認は必要ではないかと思います。

あと、ガレージキット完成品について、
特に艦これ関係ですが、1年以上前の人気キットの完成品が
何体も繰り返して出品されており、都度、入札されている事があります。
普通に数万から開始されている為、違和感が無いのかもしれません。
見ていた商品には、10万を超えるような価格で落札されたものもありました。
商品説明には自分で塗装しました。とありますが、質問で付属品は無いという回答をいただいた事もあります。
(というかこのパターンの出品の質問に対して、証紙シールがあるという回答をいただいた事がありません。)
一応、自分の感覚ですが、そのキットは数がそこまで販売されていないと思いますので、
1つのアカウントでそのキットを3体以上も製作されて出品する事はまず無いと思います。
これからであれば、なおさら可能性は低くなると思います。

もう一つ、よく見かけるのが、
以前、このオークションで落札したものです。という商品。
最初に落札した時は証紙シール付で本物だったかもしれませんが、
結局、証明する事が出来ませんので、やっぱり入札は控えたほうがいいかもしれませんね。
開封済みフィギュアも同じですね。

あみあみや駿河屋など、ネット上のフィギュアショップでも中古を取り扱う店が増えており、
新作の販売も今まで以上に増えてきていて、現時点では世界に出回るフィギュアは増える一方のように思われます。
事前予約による販売形態も業界に根付いてきて、在庫不足によるプレミア化はもう起きる事が珍しくなってきました。
逆に多少は在庫が余るくらいになってきていると感じます。
そうなると実売価格は安くなってきますので(セール、投げ売りなど)
わざわざ海賊版を購入する必要が無くなってくるのかなぁと思います。
(セール品しか売れなくなると、小売業者さんはしんどいと思いますが・・・)
転売も儲からなくなってきていると思いますので、
安く仕入れようとして海賊版に手を出す事は減るのではないかと思います。

色々と書いていますが、
結局は、きちんとしたお店で購入すれば、海賊版を購入する事は無いでしょうから、
変にお金をケチろうとせずに、ちゃんと購入すれば良いと思います。

また、いつかオークションなどの動きに変化がある時は、
何か追記するかと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

フィギュアメーカー偽造品(海賊版)に関する情報

株式会社グッドスマイルカンパニー 偽造品(海賊版)情報
有限会社アルター 偽造品(海賊版)情報
アルファマックス株式会社 ALPHAMAX CO., LTD. 偽造品(海賊版)
株式会社ホビージャパン お知らせ|ホビージャパン限定フィギュア情報
株式会社 壽 屋 (KOTOBUKIYA CO., LTD.) 偽造品(海賊版)情報
有限会社 ダイキ工業 diskvision original ELSA 1/5 の偽造品(海賊版)について
※個別のお知らせで通知のようです。

※一旦、メーカー名+偽造品で検索した結果で確認しておりますので、
 すべてのメーカー様、製品の情報ではありません。

こうして見てみると、海賊版という言葉よりも偽造品という言葉のほうが
適切なようですね。

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