craft spot One-Stepさんにフィギュア撮影に行ってみた。

大阪市内で模型製作を気軽に楽しめる工房「craft spot One-Step」さん。
ビジネス関連のイベントが数多く開催されるマイドーム大阪の近くに
お店がある事は知っていたのですが、
なかなか、お邪魔する機会がありませんでした。
One-Step外観
ただ、仕事で近くに行く事がありましたので、
せっかくですので見学にお邪魔させていただいた時に
ライトや背景紙などが整った雰囲気の良い撮影ブースを発見!!

せっかくなので、One-Stepさんで美少女フィギュアを撮影させていただこうと思い、
撮影ブースを予約して、1時間ほど撮影させていただきました。

One-Stepさんでは作業エリアはブース形式となっており、
1つ1つのブースが仕切られているのですが、
塗装ブース、工作ブース、撮影ブースと3種類のブースがあります。
その中でも撮影ブースは1つだけですので、
確実に利用したい場合は、事前にTwitterやWEBページから
利用予定時間を連絡して予約したほうが良いと思います。
(店長さんに確認しておりますが、撮影だけの来店でもOKという事でした。
 もちろん、撮影だけでもブース使用料金は発生しますのでご注意ください。)

さて、早速、撮影ブースを見ていきましょう。
One-Step撮影ブース1
今日は、ディッチカメレオンさんのアイドル愛宕を持って行きましたので、
背景のグラデーションペーパーはピンクをお願いしました。
店長さんに希望の色をお伝えすれば、その色があればセットしていただく事が出来ます。
(もし、どうしてもこだわりの背景があるのであれば、持参する必要がありそうですが・・・)

メインの照明ですが、バンクライトがブースに1つセットされています。
こちらは中を見てないのでハッキリと分からなかったのですが、
4灯ソケットのライトかと思われます。(根元の点灯スイッチが4つありましたので)

また、サブの照明として、クリップライトが2つ用意されています。
こちらはLED灯かと思いますが(触っても白熱電球ほど熱はありませんでした。)
1つは電球色(少し黄色い光)、もう1つが昼白色(普通の白い光)でした。
↑の写真が電球色。↓の写真が昼白色を点灯した場合。
One-Step撮影ブース2

室内の照明は、少し暗めで(お洒落なカフェの間接照明のような感じ)
撮影に影響を及ぼしそうにありませんでした。
側面やブースの仕切りの壁は白色で光はしっかりと反射しそうです。

持ち込んだ自分の機材は、三脚、カメラ、レリーズ、
A4コピー用紙(フラッシュのディフィーザー用)です。
カメラはD700でレンズはいつもの60mmマクロレンズです。
で、早速、適当に露出を設定して撮影した写真が以下の通りです。
最初の一枚

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:該当無し
絞り値:f/6.3
露出時間:1/13秒
ISO:200

クリップライトを2つとも点灯した状態で、カメラのフラッシュは未点灯です。
大体、その日一番最初の撮影は明るすぎたり、暗すぎたりしますね。
ここから露出を調整するようにします。
いつも露出を調整する時、私が意識しているのは背景の色です。
私は、左の写真は明るく、右の写真は暗いと感じました。
露出調整
ただ、このあたりは好みの問題になってくるのかと思いますので、
あまり深く考えない方がいいのでは無いかと思います。
一度、基準の露出を決めたら、
あとは適当に撮影して、徐々にシャッタースピードや絞りを変更していけばイイと思います。

で、自分的にはいい感じの露出で撮影した写真が以下のものです。
いい感じの露出

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/11
露出時間:1/15秒
ISO:200

もう少し明るくするか悩んだのですが、胸の部分のグラデーション塗装が見えなくなるので
これくらいがちょうどいいかと思います。
因みにフラッシュはいつものようにA4用紙をフラッシュの手前に構えて、
ディフィーザーの代わりとしました。
特に周りから光を当てたり、色々考えなくても撮影ブースですべてのライトを点灯して、
ブースの真ん中に作品を置いて撮影しただけです。
お手軽ですね~。

フラッシュを点灯する/しないの判断ですが、
一度、フラッシュ無しの状態で写真を確認して判断しています。
今回の愛宕の場合、左右の眼の光の当たり具合が異なるようで、
フラッシュ無しの状態で、
顔の右半分(向かって左)が暗くならないように露出を調整すると、
逆の瞳が明るすぎて、色合いが薄くなっています。
ガンプラなどロボット系の撮影であれば、あまり問題にならないと思いますが、
人物フィギュアの場合、瞳の雰囲気が揃っていないと、違和感が出てくるように思います。
(顔の向きが正面で無ければ問題無いと思いますが・・・)
フラッシュの点灯有無
その為、明るい左目(向かって右側)に合わせて露出を調整しました。
明るい左目に合わせて露出調整にすると、他の部分が基本的に暗く見えるようになります。
そこでフラッシュを点灯させて、無理矢理明るくなるようにしました。
レフ板が無かったというのも原因ですが、
この調整が必要無ければ、フラッシュは無灯火で撮影したと思います。

因みにNikonの一眼にあるピクチャーモードをビビットに変更するとどうなるかと思い、
試し撮りした写真が以下の物です。
ビビットモード
自分的には鮮やかになり過ぎて、違和感がありますが、
ここまではっきりと見た目が変わるのは、ライトの光が良い光なのでしょうか?
バンクライトの中の電球を調べていない為、そこまではよくわかりませんでしたが・・・。

あと、色々撮影していて、背景に謎の光が当たっている事に気が付きました。
不思議な光

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/6.3
露出時間:1/25秒
ISO:200
ホワイトバランス:晴天

これは何の光かと考えたのですが、One-Stepさんの環境特有のものだという事が分かりました。
撮影ブースの後ろに手洗い用の洗面台があり、鏡が壁に設置してあるのですが、
撮影ブースのライトが鏡と壁に反射しているのですが、
鏡の部分と壁の部分で反射する光の量が異なり、
その境界線が背景紙に出ていました。
フィギュアの位置を調整する事で、この光を写真に含まずに撮影する事も出来ますし、
わざとこのラインを入れて、特徴ある背景として使う事も出来ますね。
ただ、これだけば撮影者の設定や対応ではどうしようもありませんので、
割り切って、活用する形にしたほうがイイと思います。

ほとんど、光の設定など自分でする事も無く、簡単に撮影できますので、
自分がする事といえば、ホワイトバランスの調整ぐらいなのですが、
色々変更してみた結果、赤系の背景色の時に青みがかるホワイトバランスは違和感しか出ないですね。
下の写真はそれぞれホワイトバランスを電球、白色蛍光灯にセットで撮影したものです。
WB電球
WB白色蛍光灯
これはこれで変わった雰囲気が合っていいとは思いますが、
フィギュアの色合いが別物となっていますので、
自分の作品の紹介やレビュー用の写真には向いていないと思います。
主役はフィギュアやプラモであり、自分の写真では無いと意識しています。
私の場合は、自分の写真 = 自分の作品とならないように気を付けてします。
(ブログの目的がフィギュアのレビューや製作代行業者様の紹介、イベントのレポートの為)
単に他人に自慢できるような作品作りをする腕が無いだけというのもありますね。

以下、クリップライトを点灯したり、消したり、色々撮影してみた写真になります。
12

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-0.3
絞り値:f/6.3
露出時間:1/25秒
ISO:200
クリップライト右のみ点灯

13

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/11
露出時間:1/13秒
ISO:200
ホワイトバランス:晴天
クリップライト左のみ点灯

15

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-0.7
絞り値:f/9
露出時間:1/8秒
ISO:200
ホワイトバランス:晴天
クリップライト両方点灯

14

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/11
露出時間:1/13秒
ISO:200
ホワイトバランス:晴天
クリップライト左のみ点灯

17

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/9
露出時間:1/20秒
ISO:200
ホワイトバランス:晴天
クリップライト両方点灯

19

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/9
露出時間:1/13秒
ISO:200
ホワイトバランス:晴天
クリップライト両方点灯

18

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/11
露出時間:1/10秒
ISO:200
クリップライト両方消灯

20

カメラ:NIKON D700
レンズ:AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
焦点距離:60mm
フラッシュ:TTL-1.0
絞り値:f/11
露出時間:1/10秒
ISO:200
クリップライト両方点灯

以上です。

私は今回、三脚を持ち込ませていただきましたが、お店にも三脚は用意してあり、
お借りする事も可能です。
(三脚は使い慣れたものでないと、結構困る事がありましたので、
 最近は必ず自分の物を利用しています。)
ざっと見た感じでは、3kgぐらいまでのカメラなら問題無く載ると思います。
(実際、利用する際は自己責任となりますので、ゆっくりと載せて様子を見てください)
あと、今回は使用しなかったのですが、レフ板も常備されているそうです。

1点だけ、自分の備品で持ってくるのを忘れたのが
光を和らげるためのA4用紙(トレーシングペーパー的なもの)でした。
バンクライトはソフトカバー?で覆われているので特に問題無かったのですが、
クリップライトは電球がそのままの状態での撮影となる為、
目立つところに影がハッキリと出てしまいました。
クリップライトの影
下の写真がフラッシュ用のA4用紙をクリップライトの手前に構えて撮影した写真です。
22
A4用紙が1枚しかなかったので、逆にフラッシュの光がそのまま当たって、
愛宕の影が背景に映ってますね?
その代り、お腹に映る艤装の影が境界線がぼやけて柔らかくなっているのが分かります。
もう一枚、紙があれば、クリップライトもフラッシュの光も柔らかくできたかな?と
そこだけ悔やまれる部分です。

もう一つの方法として、光で影を相殺する方法があります。
右側のクリップライトも点灯して、影の部分に光を当て、光を相殺した写真が以下のものです。
光で影を相殺
思ったより綺麗に影が消えました。
One-Stepさんの環境では、左右でライトの色が違うので、色味が変わってしまうので
ホワイトバランスの調整が必要となりますが、
普通に撮影するのであれば、この状態がベストかもしれません。
ただ、光によって影を相殺する為、全体的に影が薄くなって、
立体感が失われるデメリットがありますので、
このあたりは好みや目的に合わせての調整が必要かと思います。
自分は斜め横を向いている状態の撮影をするときは、
ほとんどライトの左右、どちらかを消して撮影していますね。
影を出しつつ、ぼやかして撮るのが好きです。
(あくまで趣味の世界、楽しく撮るのが一番ですね~。)

最後はお店の環境とは少し違う話に逸れてしまいましたが、
最近、私のブログに来た人の検索キーワードで「フィギュア撮影で影ができる」という言葉がありましたので、
影を消したいけど、消えない事で悩んでいて、来られたのかな?と
ちょうど考えていた矢先に、お腹に気になる影が出来ていたので、ついでに色々書きました。

One-Stepさん、個人的には自宅で本格的な撮影ブースが無い場合や、
急に撮影が必要になった時などに利用するには、十分すぎる環境ではないかと思いました。
私も撮影を依頼された際は、利用させていただこうかと思っております。
One-Stepさん、今回は撮影ブースだけ使わせてくださいと、
いきなりの連絡に関わらず
丁寧なご対応いただいてありがとうございました。
撮影ブースの導入を悩まれている方も
是非、見学だけでもお気軽に立ち寄ってみては如何でしょうか?


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